用紙の統廃合にともなうシルキーアイボリーの変更

紙媒体の需要減と原材料の値上りのため、用紙の統廃合と用紙の値上げが進んでいます。この影響を受け表紙用紙の「シルキーアイボリー」が製造終了となります。ご愛用いただいている中での変更でたいへん申し訳ございませんが、ご了承ください。在庫がなくなる2019年2月ころが切替え時期になりますが「スターアートボード19.5㎏」を代替え品とさせていただきます。合わせて「コート180㎏」の扱いも終了させていただきます。

≪スペック比較≫
シルキーアイボリー18㎏;厚み0.30mm片面アイボリー
スターアートボード19.5㎏;厚み0.25mm両面コートカード

 代替え品の「スターアートボード19.5㎏」で品質が劣化することはありません。むしろ商業出版の表紙用紙としては標準的で、女性誌、結婚情報誌、男性誌、ゲーム誌など数多くの定期刊行物の表紙として採用されています。シルキーアイボリーがかなり厚みのある紙で、それが選定の理由であり、大きな特長でした。シルキーと比較すると、薄くなりますがウラ面の平滑度は高くなります。用紙変更が今後も頻繁に起こるようではお客様にご迷惑がかかりますので、今後の安定供給をメーカーが保証している点が決め手となりました。切替えに先立ち1月からサンプルを商品に同梱します。また資料請求にも同梱します。

印刷会社を取り巻く環境

この機会に印刷会社の置かれている状況を少し説明させていただきます。
通信ネットワークとデジタル機器の普及、そして生活スタイルの変化により紙媒体の需要減は続いています。製紙メーカーは需要減と原材料の値上がりを理由に2019年1月から印刷用紙の値上げを印刷会社に通告しています。同様の用紙の値上げ交渉は今までにも何度となく起こっていますが、今回ばかりは製紙メーカーが足並みをそろえて強硬に打ち出しています。値上げとともに、メーカーでの用紙の統廃合も進んでいます。全体需要が減少しているので紙種を減らして生産効率を上げようという動きです。
印刷会社を苦しめているのは、これだけではなく2017年には宅配料金が大幅値上げ。ダンボールも2018年12月から値上げされています。これは個々の会社の問題ではなく、交渉の余地のない一律値上げでした。

栄光では、お客様への価格転嫁をすぐに行う予定はありません。10月の消費税アップまでは、企業努力で現状維持のまま頑張ります。さすがに消費税増分を吸収することはできないので、10月時点での市況を踏まえて価格帯をどうすべきか検討します。

正月早々にネガティブな話題で申し訳ありません。しかし皆様が制作意欲満々で、ガンガン新刊を出してくだされば材料費の値上げ分はかなり吸収できるという一面もありますが、印刷会社の事情を少しだけ理解しておいていただきたいという思いです。

岡田 一

この記事を書いた人

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栄光の二代目社長。大学漫研時代に同人誌発行。マンガは下手なのに、商業誌に四コマ連載経験アリ。「なんとかなる!」がモットーの“静かなるファイター”