30年に一度の同人誌セット30%割引は3月30日!!!

栄光が放つ、キセキのトリプルスリー!!!

栄光が同人誌の印刷をはじめたのは、1987年。昭和が終わろうとしていた頃です。

社員数十名で細々と印刷業を営んでいた頃、社員の中に同人誌を嗜好する者がいました。当時は個人が作る同人誌を受ける印刷会社は希少で、困られているお客様の相談を受けお手伝いを始めたのがキッカケです。おとなりの岡山県からも原稿を抱え、探し求めていらっしゃる時代でした。

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そして時は流れ栄光の同人誌印刷事業はスタートから30年目を迎え、今や栄光の主力事業となりました。1年間で1万人以上のお客様にご利用いただいております。

30年の間にはチカラ及ばず、お客様にご迷惑をお掛けしてお叱りを受けることもございました。厳しいお言葉に耳を傾け、ひとつひとつ改善に向け取り組んでまいりました。時間は掛かりましたが、同人誌を理解するスタッフが定着し設備を充実させ、より安定的な商品が提供できるようになったと考えています。特に近年はお客様との接点であるホームページの改善に注力し、システム的にトラブルの芽を摘む仕組みづくりを心がけています。

永きに渡るご愛顧に感謝して、同人誌印刷30周年を記念して3月30日30%割引の実施を決定しました。

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30%割引は今回限り。安売り合戦を促すものではありません。

今回のキャンペーンは、「本づくり」のキッカケとなることを期待しています。イベント合わせとしてだけではなく、ご自身の集大成となる総集編や記念本。普段手の出せなかった特殊装丁に挑戦され、本をつくる喜びを改めて感じていただく機会となれば幸いです。

ただし栄光史上初の同人誌セット30%割引は、今回限りだとご理解ください。同人誌業界は今や30%、40%、50%割引が乱れ飛ぶ戦国時代。「30%」を大袈裟に吹聴するほどのことはない、と受け止められる方もいらっしゃるでしょう。そうかもしれません。実際に試算のうえ、ご利用ください。

最近の短納期化と割引合戦は過熱傾向にあり、いずれ大きな事故につながるのではないかと、憂慮しています。締切が遅くなり、そこに注文が集中すれば事故が発生するリスクは高くなります。同人誌印刷業界全体が危ないゾーンに入りつつあると感じます。

今回は30年に一度ということで30%割引を実施しますが、通常年は「禁断の25%割引」をリミットとする姿勢を、維持します。一定の品質と労務管理を維持するには、一定の粗利率が必要だからです。一生懸命に働くスタッフの生活を守り、機械設備を更新して安定的な商品提供を継続するための一線があります。この一線を超えてはいけません。この一線をコントロールするのは経営者の役割です。(でも、競争社会の中で生き続けるわけですから、理想を掲げても注文が来なければ終わりです)

栄光としては大きな割引を実施しておきながら矛盾するようですが、少し警鐘を鳴らしたかったのです。栄光は今後、これ以上の大型割引や、これ以上の短納期化には追随しません。より安定的で継続的なサービスを、リーズナブルな価格帯で提供することを本分と考えます。

岡田 一

この記事を書いた人

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栄光の二代目社長。大学漫研時代に同人誌発行。マンガは下手なのに、商業誌に四コマ連載経験アリ。「なんとかなる!」がモットーの“静かなるファイター”