『栄光 特殊装丁本 2022』発行にあたり

栄光をご利用いただき ありがとうございます。

コロナ禍で暇だからこそ生まれた“特殊装丁本”が、予想をはるかに超える反響となり版を重ね6000部の発行となりました。残りは数十冊。今月中には売切れ終了となる見込みです。

また、ご支援の気持ちを受け取るために企画した “特別付録”も気前よく一緒にお買い上げいただき、大きな売上となると同時にグッズ製作の良き経験となりました。多くの皆様のお気持ちに、改めて感謝いたします。

2021年を迎えたもののコロナ禍からの脱出とはならず、不透明で困難なままの状態が続いていますが、来る2022年は「クリーンな1年になる!!」という願いを込め、そして何より皆様の創作意欲を刺激するために『栄光 特殊装丁本 2022』1540円(税・送料込み)という続編を発行することとしました。

続編制作にあたり、表紙絵を狂zip様に依頼。そして当社6色印刷のテスト刷りに参加いただいた作品から、特殊加工の効果を引き出せるであろう絵柄を選び出しご協力をお願いしました。前作よりも皆様に参加していただくという趣向を加えました。詳細は商品ページをご覧いただき、購入をご検討ください。

8月18日に販売を開始します。昨年は特別付録分も含め1000部が発表から90分で売切れるという驚異的な反響となり、慌てて増刷を手配した次第です。今年は初版で2000部を準備しておりますが、出荷処理を混乱させないために1000部でいったん“売切れ”となるようにセットしています。第1陣の出荷のメドがつく1週間後に、第2陣の注文受付を再開します。

さらに今回は準備期間がありましたので、チャレンジ商品として“特装本の特装版”となる表紙の木製バージョンアクリルバージョンも製作しました。販売価格は高くなりますが、これも一冊の本です。興味のある方はお買い求めください。

特別付録は8種準備いたしましたので、各商品ページをご覧ください。その中で2点紹介させていただきます。最もチープだけど誇り高い“広島製メリケンサック”です。

非接触ツールという大義名分を掲げながらも、面白半分のネタとして栄光で商品化したメリケンサックですが最近ご注文をいただくようになりました!! オリジナル・デザインのメリケンサックを作ろうとする会社なんて「他には、そりゃないわ」と思いつつ、お客さんがその気なら栄光オリジナルを作ろうじゃないか!というとこで付録として作ってみました。

そしてもう1つは、今回の特別付録の中でのイチオシ!“奉納ジオラマセット”です。鳥居にはガラガラの鈴が付いて、500円玉が入るお賽銭箱があり、その背面にはご奉納される御本を飾れる本立てが付きます。鳥居の中の空間の材料が無駄にならないように“もったいない”とミニ鳥居までオマケで作りました。何かの役に立つはずです! 特装本と一緒で4840円。最もお高いセットですが、アイデアを面白い‼と思われる方はお買い求めください。

この本立てに飾るのは栄光の特装本ではなく、お客様の特別な1冊です。サークルスペースでは、ご自身の新刊をお飾りください。このお賽銭箱を見かけた方はチャリンチャリンと小銭をご用意ください。


栄光の特装本は、特殊加工を眺めるだけの“高嶺の花”ではなく、手の届く“使っていただける実用性” を第一に考えています。そのために、今回もWebと連係して作成データの開示も行いますのでお役立てください。

この2年で栄光のグッズ製造のスキルはかなり上がり(自画自賛)、商品も増え“何屋”か分からなくなりつつありますが、栄光の本業はあくまでも同人誌印刷・製本です。「もう無線綴じの注文は、勘弁してください!」というくらいのコミケ前の痺れる日々が帰って来るその日まで、爪を研いで待ち続けます。

岡田 一

この記事を書いた人

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栄光の二代目社長。大学漫研時代に同人誌発行。マンガは下手なのに、商業誌に四コマ連載経験アリ。「なんとかなる!」がモットーの“静かなるファイター”